◆礼儀指導NPO 当別に道支部 ◆
 【当別】テニスなどスポーツに親しむ中で礼儀作法も子どもに教えるNPO法人「マナーキッズプロジェクト」(東京)が北海道支部を町内に設立し、21日に記念式典を開催する。22日に町内で教室開催も予定しており、支部長に就任した道医療大歯学部の江口正尊(まさたか)教授は「地域一体で子どもに礼儀作法を身に付けさせたい」と抱負を語っている。
 同法人は、テニスの練習を通じて、あいさつやお辞儀、正しい姿勢で立つことなどを教える。具体的なマナーの指導は、日本古来の正しい礼儀作法を教えてきた小笠原流礼法の師範が担当している。
 もともとは財団法人日本テニス協会が子ども向けにマナーを教える取り組みを始めたのがきっかけ。活動が全国各地に広がり、2007年にNPO法人の設立に至った。学校でも取り入れるところが増えているという。
 町内では町総合型地域スポーツクラブ、道医療大、町ロータリクラブや町ライオンズクラブなどの支援を受けて活動する。21日に関係者約70人を集めて町内で記念式典を開き、支部設立を祝う。22日に当別小学校で児童を対象に教室も開く。
 江口教授は大学構内でも学生にあいさつなどマナーの徹底を指導しており、「保護者の理解を得ながら、活動を全道各地に広めたい」と話している。(田島工幸)
北海道新聞 8月18日‎
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